復活!つだにくん奮闘記

『近況報告』

2015.01.27
 ご無沙汰ばかりして大変失礼しております。師も走る慌ただしい師走の季節も過ぎ去り新しい年を迎えてはやひと月が経過しようとしています。旧来より1月は行く。2月は逃げる。3月は去る。と年始3か月は恐ろしく時の流れが早いものとよく言われますがさもありなむ。いやはや納得というところです。我々池工スタッフも各自大忙しで激務をこなしています。部長やダルビッシュのように公共工事を担当する者は年度末は地獄絵図と化しています。御苦労様です。もちろん、直営のもの造り部隊のスタッフ等はてんやわんやです。それもそのはず、得点王のりくんがインフルエンザの餌食になり戦線離脱、相棒のじゅんじくんも孤軍奮闘で大変です。それにあの方を忘れてはいけません。そうです池工のスーパーエースのつだにくんです。今の彼のメインディシュは民間の大資本の会社の工事です。しかしかなりのアゲンストです。それは如何な事かと尋ねると何をかくそう職人さんたちが何十億、8億、6億といった近隣地区でも大型公共工事の建設ラッシュでかなり不足気味なのです。大型民間工事も盛りだくさんで町内でも10億を超える大型工事がラストスパートに入っているようです。同じ民間工事(弊社の場合は中型規模)で人手不足の現在職人さんを呼び込む事は弱小池工ではなかなか難解です。しかし、つだにくんは最大の奥義である人間の良さを駆使して色々なところから人を集めて来て施工しています。正直、私は感心しています。人の良さは人間の甘さとも多くを共有し時にはなめられたり、軽く見られたりする事も多々ありますがそれでも武器です。改めて仕事というのは「人と人の繋がり」である事を再認識しました。仕事を頂くのも人と人との繋がりが大切ですが、我々のような手造り産業ではいかに有能な職人さん達に現場にきてもらって気持ちよく良い仕事をしてくれる事が一番大切な事です。つまり、何をするにも人間です。崇高な理想や理念、スペックの高い商品を有していても「人」がいなければ無意味です。だから、私は自分も含めて社員にはお互いに仕事を通じて人間力の向上を目指しています。人間的に高みに昇っていけば必ず地元からも必要とされる会社になるはずです。これこそ、絵に描いた餅。机上の空論。との笑い声も聞こえてきそうな気もしますが確実に一歩づつ前進あるのみです。事務所にはかの信玄公の家訓、「人は城、人は石垣、人は堀、情は味方、仇は敵也」を貼って自らに鼓舞しています。史実、英雄と言われた信玄公でさえ暴君と呼ばれた父、信虎のイメージを払拭するのに地の豪族、住民に対しても相当な気遣いをして「人」づくりをして強国をつくりあげていったみたいです。いわば英雄ですが努力の天才みたいです。英雄でさえそれなのですから凡人は尚更です。いつの日にか我社の目指す真に地域に自然と必要とされる池工となりたいものです。

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