復活!つだにくん奮闘記

『久方ぶりに青年会議所時代を思い出しました。』

2015.06.21
 おはようございます。これまた本日も私事で恐縮ですが一筆啓上させて頂きます。
さて、昨日は夕方打ち合わせがあったのですが、午前中は香川県の中学バレーボール界では聖地ともいうべき三木中学へ行って参りました。同校体育館において各校の1年生~3年生の選抜選手の選考会がありました。拝見するにおもに3年生中心で構成されていたのがJOC組織にて運営される全国大会への選抜選手を集めての選考会だったみたいです。我が綾中バレー部の顧問の先生はこのチームの技術指導担当のコーチをしているみたいです。この大会のために全国から集まった選手の中からオリンピック選手候補生が生まれて来るようなレベルなので、香川県代表として、まさに今の中学クラス県内最強の生徒達のしのぎを削る接戦。ハイレベルの技術に驚愕しました。この中から選ばれた12人で練習して全国大会へ行くのでさぞかし精鋭中の精鋭のチームでしょう。ちなみに昨年の香川県代表チームは全国ベスト8だったみたいです。これとは別に1年生・2年生で構成するヤングバレーという組織で全国大会を開催しているみたいです。昨年は香川県代表はここでも全国準優勝したみたいです。これは2年生までしか入れません。ここからまた優秀な選手達は上記の県代表になっていく事が多いようですが、小生並びに愚息にとってそれは別世界、異次元の出来事です。この1年生・2年生の代表選考会に今回、愚息もチャレンジした訳です。正直言って人数の多さにびっくりしました。小生はバレー好きのひとりではありますが、一般的に言って今、女子バレーはとても人気がありますが男子バレーはそんなには盛り上がっていません。しかし、昨日の選考会の様子を見て「まだ、なかなか・・・。」というのが率直な感想です。参加人数が約70名。そのうちの18名が県代表です。正直言ってこれはキツイと思いました。この選考会にチャレンジしているメンバーは90%以上がジュニアと言われる小学生チームの出身者ばかりです。経験年数7年とか8年とか?逆算すると保育所、幼稚園時代から?それに小学生大会の全国大会経験者もバンバンいます。それに比べて我が愚息は小学6年生の時に毎年開催されている丸亀市内小学校対抗のソフトバレーボール大会に参加した事がきっかけです。当時の女性の校長先生がかなりのレベルの経験者で、中学、高校の先生であればさぞかし名を馳せた監督になっていたであろうというすばらしい指導者でした。その校長先生に指導を受けてバレーの面白さを教えて頂きました。それと、小中一貫教育の一環で小中学合同でリーダー研修というのがあるのですが、当時小学校の児童会役員だった愚息も参加させてもらっていました。そこでたまたま同じ班になったのが当時のバレー部のエースの子で小学生にとって中学生は憧れの存在です。誘ってもらったら嬉しくて入部したのがそもそものはじまりです。中学入学後、熱心な指導者である今の顧問の先生に教えてもらって1年間は一生懸命練習しましたが、基本的なベースのレベルが違う上に運動神経・運動能力もけっして優れている訳でもないのが実状です。それでも顧問の先生に推薦をもらってこの選考会にエントリーするかどうかという時にとても嫌がっていました。さもありなむ。このメンバーの中に入る自信も実力も自らに備わっていないことは自分が一番分かっていました。それでもチャレンジしてみる事にしたみたいです。今は期末テストの期間中で部活動は休止中です。ですから校長先生の許可を頂いて今回チャレンジした二人だけの練習をして来ました。一夜付けの所詮は付け刃かもしれませんが本人なりには一生懸命取り組み本人なりの努力はしました。その過程があってこの本番にチャレンジしている姿を見て、ふと我が中年?時代の青春?でもあった青年会議所の事を思い出しました。小生の華やかなりし中年時代、29歳~40歳まで所属させて頂いた同組織、通称JC。これは不評、ご批判頂く事も多いのですがとても理念もメンバースキルも高いすばらしい組織です。毎年理事長と言われるTOPも替わるのですが今から5年前に小生と同じ歳の当時の理事長が「今、苦手だと思う事こそチャレンジしてみよう。ちょっと不安だな?少し無理かな?このちょっとの勇気を出す練習をしてみませんか?このマインドが絶対仕事にも反映されますよ!」と我々メンバーに投げかけてくれました。彼は名門野球部出身の熱いスポーツマンだったので当然このような崇高な精神の持ち主かもしれません。こちとらただのメタボ中年のおっさんです。「言うが易し。為すは難し。」とは思っていました。でも、我が愚息の懸命にチャレンジする姿はまさにそのもの。1年生の時は入部して体力的にも精神的にもレベルについていけず、よく過呼吸症候群にも陥っていました。この1年本人なりにそれを乗り越える努力もしてきたみたいです。また、一緒に選考会に参加している親しい他学校の代表選手の中には昨年からの代表メンバーもいました。その友達にも技術指導を受けている様子を見て「聞くは一時の恥。知らぬは一生の恥」同じ中学生からも学べる事はたくさんあります。しかし、代表選考ですから過程などではなく結果がすべての世界です。本人曰く「悔しいけどまったく練習の成果は発揮出来なかった。でも他校のバレー仲間と一緒にプレーできてとても楽しかった。出来れば代表メンバーに残りたい。またみんなと練習できるから・・・。」と言っていました。小生結果はどうであれ今回のチャレンジは何かしらの成果を得たのではないかと思っています。終わって会場を去る時に監督である顧問の先生にご挨拶。「週明けにはテスト。バレーしていたからと言って成績下げたら許さんぞ!帰って勉強じゃ。」「お前、プレー、技術は別として元気はエエ。ってコーチの先生方は言ってくれていたぞ。」と言ってくれました。本人は「やっぱり元気だけか?所詮自分はそのレベル。先生、総体がんばります。」先生「その前にテストがんばれ。」学生にとって勉学は本文。とても大事なことですが、それだけでも無いような気もします。残り2週間と少しになった総体の市大会。大好きな3年生の先輩との最後の大会です。とても名残惜しいみたいですが先輩方はそれが終われば受験勉強まっしぐらです。今回の選考会の前に昨年この県代表のメンバーのひとりだった先輩がアドバイスで「とにかく楽しんでバレーやって来い!」で言ってくれたみたいです。結果は8月に通知が来るみたいですが結果の如何ではなく今回学べる事が多かった事に対して感謝です。ちなみに本人昨日家を出る時に祖父母に挨拶に行きました。そこで「当たって砕けろ!で行くわ。でも砕けとうは無いけどな・・・。」本音でしょうが結果は神のみが知るところ。少しの背伸びをしてみる事の大切さとはじめの一歩を踏み出すことの大事さ。当時の理事長の話が脳裏に過った梅雨の日の晴れ間のメタボ中年の出来事でした。



合同練習、選考会の様子。聖地での練習には緊張感があります。



二手に分かれて試合形式での実戦練習。他チームの選手との即席チームでのプレーは勝手が分からないのでみんながプレーしにくそうでした。1年生の時からのメンバーでもあるTOP選手でもやりにくいみたいです。それに中学生は普通は4号球使用のネット高さは230㎝ですが、この選考会は高校生・一般用の5号球使用。でネット高さも同じく243㎝。いつもよりボールが重い上にネットも13㎝も高い。1年生、2年生にはキツイですよね。軟式野球の選手が硬式野球をするみたいなものです。参加されたすべての選手のみなさんお疲れ様でした。



40歳定年制であるJCの組織を引退する時に後輩諸君がプレゼントしてくれた小生の似顔絵です。このHPだけではなくPTA資料にも使用させて頂いております。とても重宝しております。みなさん有難うございました。長い間、お世話になりました。

 

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