復活!つだにくん奮闘記

『ギャップ・コンプレックス』

2014.11.12
 先日からTV・新聞等でも衆議院の解散総選挙の話題でもちきりです。消費税増税に伴う景気の悪化は我々のような小規模事業者には顕著に表れてきます。されど、国債の残高等の天文学的な数値を目の当たりにすれば消費税のアップは致仕方無き事なのでしょうか?さもありなむ。現在、問題視されている少子高齢化の進む日本においては社会を構成するシステム自体が20年前までとは全く違ってきているようです。私の祖父母の世代が戦後の復興に尽力し高度経済成長を成し遂げ、親世代の人達が頑張って経済大国へと発展させました。本当に有り難い事です。ですが、祖父母世代の多くの方々はお亡くなりになり、今までの推進力であった団塊の世代の方々も多くの方々が現役を引退されています。当然、功労者たる彼らに老後保障をするのは当たり前だと思います。そもそも社会が成熟すれば人口減少というものはセットみたいに付きまとうみたいです。社会構成の変革に伴い当然社会保障のシステムも再構築されなければ公的サービスの維持は困難になる事は一目瞭然です。このような社会の谷間に差し掛かっている現代に国の収入を増やす事は絶対条件みたいです。また、次世代に健全な国を引き継ぐためにも増収が必須である事も確かです。その反面、過去最高の利益を上げている大企業に対する法人税減税等の検討は納得しかねますが、会社の利益がアップすれば、社員や株主に還元され賃金等のベースアップも現実となるとの理屈も納得はできます。ですが現実は大企業の内部留保が膨らんでいっているみたいです。富める者は益々富む時代となっているようです。所詮、富めない者の負け惜しみをたらたらと書き綴っても詮無き事なので、本音を言うと上記の如き理屈は重々承知した上であえて消費税の早急な増税には反対です。国会で決議している事に対して一介の田舎者の素浪人如きが口を挟む事など甚だ畏れ多き事なれど、本日もある会合に出席していて8%に消費税がアップしてからの消費マインドの冷え込みが商売に如実に表れているという話も出ていました。天下国家を為す仕事は我々が選んだ各地選出の国会議員、我々が選んだ政党が推薦する国会議員の生業でありましょうが我ら底辺の実生活をどれ位御存知であろうか?経済とは世の中の万民を救済する術であると大学時代に耳にしました。ケインズ経済理論ですべてが解決しなくなった現代において国の舵取りをされている代議士の先生方と高級官僚の皆様には期待したいものです。持論ですが国の指針を決める官僚の給料をもっと大幅にアップしては如何なものかと思います。マスコミ等では官僚叩きをよく見ますが国という大所帯を責任を持って運営する大役を担う彼らこそ「天下り先」を気にしなくても良いような高待遇で一心不乱で職責を全うして頂く。これぞ、国家浮揚の原動力ではなかろうかと浅知恵を働かせております。他力本願とは片腹痛し。私は個人の努力も必要であるとは思いますが経済施策を用いて経済全体の牽引は公の役割ではなかろうかと思っています。自分の弱さを棚に上げてほざいていると、まさに負け犬の遠吠えと失笑されそうですが、本日、商売人の集いでの話とTVの高尚なニュースに余りにもギャップがあるので愚痴を少々宣い奉りました。 
 

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