復活!つだにくん奮闘記

『現場さすらい日記』

2014.09.12
 ここ数日ダルビッシュの手伝いで現場に行っていました。それにしても現場代理人はとても大変です。前述しましたがダルビッシュは現場代理人でもありますが監理技術者も兼務しております。一般に現場は設計者・監理者と施工管理者・現場作業員という関係で成立します。これは官民関係なく同じ構図です。今回は前者はお役所。後者は弊社が建築、電気、給排水機械設備は他業者に分かれて施工させて頂いています。当然、各社それぞれの現場代理人が存在します。現場代理人は分かりやすく言えば社長の代わりのその現場の総責任者です。その現場の技術的責務を負うのが監理技術者であり主任技術者です。いわば一蓮託生の関係ですが兼務している事も多いと思います。現場作業員は通称、職方とか職人と言われる専門職工の方々を指し熟練工と称される凄腕の衆も多くいます。発注者から委託された設計者・監理者(この現場の場合はお役所の専門職の技師・技官と言われるお役人です。)が設計図沿って忠実に2次元を3次元に構成する施工の部分を我々が担います。とても、前置きが長くなりましたが、ここで一番責任重大なのが監理(主任)技術者であり現場代理人です。彼らは決して職人ではありません。職人しながらそれらの仕事をしている方はたくさんいらっしゃるとは思いますが、本来の業務は自分の仕事のみをする事ではなく、発注者から委託された大切なお金をお預かりして円滑に計画された成果品を供給する事こそが最大の責務です。当然、今のダルビッシュの場合は血税にて仕事をさせて頂いております。それも学校建築ともなれば大袈裟かもしれませんが未来ある子ども達に対する責任は計り知れない程重い物があります。まず第一に安全管理の重要性です。事故は一瞬ですが少しの気の緩み、計画のミスが取り返しのつかない事になるかもしれません。また、受験を控えた生徒への騒音等の対応等で、工程を調整していく事も必要とされます。これもすべて学校サイドのご協力があってこそですが、それ位、監理者も施工者も細心の注意を心掛けています。それでも起こる可能性があるのが事故です。ニュース等で建設事故の話題を聞くととても他人事と思えず震え上がってしまいます。勿論、現場で大きな事故を起こせば現場代理人は書類送検もしくは逮捕され刑事責任を問われます。これ位の覚悟を持って仕事に取り組んでいます。逆を返せばこの覚悟が無いものが現場代理人をする事は絶対許されません。蟻のような弊社の問題ではなく建設業全般において、ここを軽く考えている現場代理人をされている方は早々にご退場願いたいです。即、職種替えをすべきと考えます。言わば現場代理人は各自の現場の総大将、監理(主任)技術者は参謀です。勝利の栄光も負け戦の攻めも一身に背負う将官です。ここが職方との違いです。現場は誰一人欠けても完成する事が出来ないでしょう。この話は決して職方を過小評価している訳でなく仕事内容及び責任の所在についての話です。本日、杭工事の大型車による搬入に際し体を張って陣頭指揮をとるダルビッシュの姿を見てつくづく感じました。本日の工事を着手するまでの準備と労苦に心から 『感謝!』

多目的室・相談室・エレベーター室を増築します。


杭打機及び材料、プラントの状況です。明日から安全第一を心掛けて作業します。

 

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